ドイツ移住までの歩き方

人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。

クラシック音楽は生活のBGM!

みなさん、おはこんにちは。

今朝は、クラシック音楽を勉強したことのあるひとなら、だれもが知っているだろう

「聖トーマス教会」を訪れた。

本日は日曜日。

そう、日曜日はキリスト教安息日

つまりは教会に礼拝に出向く日だ。

 

ドイツに来て最初に驚くのは、日曜日はほとんどの街のお店が閉まっている。

土曜日まではにぎわっているのに、中央駅付近も日曜ともなれば、

違和感なほどに静かになる。

どうやら、基本ドイツでは、法律に乗っ取って日曜日の営業はNG。

ただ、駅に隣接しているお店は、営業していることが多い。

街中のスーパーはもちろん閉まっているため、ここぞとばかりに

駅のスーパーはひとでごった返し状態だ。

 

話が脱線したが、わたしはクリスチャンではないが、礼拝に参加してきた。

ハッキリ言って、これほどの贅沢があろうか、、

と言わんばかりの感動に終始涙が止まらなかった。

まず、教会内部に入るとなんと落ち着くことだろうか。

聖トーマス教会内部

 

もうなかに入るだけで心が洗われた。やはり、バッハのパワーだろうか。

さて、さっそくパイプオルガンの演奏とともに、合唱団が入場し礼拝がはじまる。

声変わりのしていない、こどもたちの合唱団はなんと幸せな気分にさせて

くれるのだろう。まさに宗教画でよくみられる、天使たちがイエスの周りを

飛んでいるようなあの姿、そのものだ。

まるで、自分までどこかに導かれていきそうな気分にまでさせてくれる。

そこに、こどもたちよりすこし成長した若者が、中音・低温をのせると

音に厚みが増し、さらに素晴らしい音色に変化するのだ。

こればかりは、生で聴かなければわかり得ない感覚だと、つくづく実感した。

 

合唱の他に、もちろんパイプオルガンの演奏、さらに管弦楽の演奏にソリスト

演奏までサービスランチ並みの教会音楽であった。

もちろん礼拝なので、献金をせねばだが、それでも金額はしれてる。

こんな演奏が、毎週聴けるドイツ人は羨ましいと思いつつ、キリスト教

音楽とは、とても深いところで密接に関わりあっているのだと、心の底から実感した。

 

また、これだけクラシック音楽が、自分たちのありふれた日常の一部にある

ということ、これが日本ではクラシック音楽が狭い世界である理由が

わかったような気がする。

 

本来、宗教とはこの社会をよりよく生きていくため、なにか苦しいことがあっても

心の支えになってくれたり、正しい方向に軌道修正してくれるものだと、

わたしは考えている。

その延長線上に教会音楽(クラシック音楽)というものはあるから、

当たり前に受け入れられるもの、というかもはやそこに最初からあるものなのだ。

だから、これだけドイツでは、クラシック音楽文化が華やかななのかもしれない。

 

聖トーマス教会外観

教会前のバッハ像

聖トーマス教会に眠るバッハ





今日もここまで読んでくれてありがとう。