みなさん、おはこんにちは。
最近の日本の毎月の値上げラッシュを見ていると、ドイツがとても安く見えるのは
わたしだけだろうか。
いや、実際にドイツ在住の日本人ならだれもがそう思うだろう。
わたしが愛用しているスーパーREWEというスーパーがある。
品質、品揃え、価格申し分ない。
残念ながら、自宅から徒歩圏内にないため、わたしはわざわざ路面電車に乗って
買い物に行くほどだ。
よく、こちらのひとが言うのは外食は高いが、スーパーは安い。
外食だとだいたい4000円~5000円するところが、自炊をすれば
ほんの数百円だ。
というのも、このREWEというスーパーが出している、「ja!」という
プライベートブランドがある。
「ja」はドイツ語で「はい」という意味だ。
とても分かりやすい。
このプライベート商品をピックアップして、買い物をするとコスパのよい
買い物ができる。
一例をあげるとこんな感じ。
ちなみに、これは現地の友達に教えてもらったのだが、日本米も
手軽にこのスーパーで手に入るのだ。
どうやら、現地のドイツ人はこれを甘くして、スイーツ感覚で食べるらしいのだが
これを炊けば、もうごはんそのものだ。
冷えると、日本のお米よりはぱらぱらするので、チャーハンを作るには
もってこいかもしれない。
お値段、1.19€。現在のレートで193円だ。
お分かりいただけただけるだろうか。とにかくこのブランドは特に安い。
小麦製品をはじめ、もちろんビール、乳製品も安い。
ドイツは、フランスに次ぐチーズ消費量が多い、トップ2らしい。
日本では、チーズは高級品だ。例えば、森永が出しているモッツァレラチーズは
税別で430円のところ、ドイツではなんと1,19€。
さきほどのお米と同じ値段で、およそ193円で購入可能だ。
チーズ好きとしては、たまらない!
こういうドイツでの食料品の安さを見ていると、いかに食料自給率が
高いかが見えてくるような気がする。
そもそも、食料自給率とは、国全体でみたときに、わたしたちが消費した
食料に対し、どれだけの量国産でまかなわれているかを示すものである。
これは、世界の主要国の自給率を、カロリーベースと生産額ベース
それぞれで表したグラフ。
カロリーベース、生産額ベースとは
日本は、「生産額ベース」単体でみるとドイツやイギリスとさほど差はない。
問題なのは、「生産額ベース」と「カロリーベース」におおきな差がある
ということ。
生鮮食品などは、63%の量を国内でまかなえているにも関わらず、
穀物などわたしたちのエネルギー源になる食品は、38%の量しか
まかなえていないということだ。
わたしたが生きていくために必要なエネルギーのほとんどは、海外に頼っている
といっても過言ではない。
一方ドイツでは、主食となるジャガイモやパンやパスタなどの小麦製品は、
84%の量を国産でまかなえているということだ。
ドイツでの、食料品の安さはここにあるのかもしれない。
この日本の食料品の値上げラッシュを見ていて、非常に危機的状況にある
と言わざるを得ない。
どうにかこの苦難を打開すべく、日本政府には底上げ政策を願うところである。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。