みなさん、おはこんにちは。
毎度寒さの話で申し訳ないが、こちらでは1回雪が降ると寒すぎて
なかなか融けてくれない。
そして、降ったその日はいいものの、そのあとがとても恐ろしい。
融けないおかげで、凍ってしまうのだ。
そのため、各地でミニスケート場を見かける。
子どもたちが楽しそうに滑っているようすを見ていると、心が安心する
このごろである。
今年は、数年に1度の「雪の日」だったらしく、その当たりくじを
引いてしまったわたしは、もれなく寒さに凍えている。
いやな当たりくじを引いてしまった経験は、だれしもあるのではないだろうか。
いまはそんな気分である。
ただ、ここまで寒いのに加え雪も降るという経験も、地元ではできないことだ。
と、思うようにしている。
さて、今回はわたしがコンサート前に寄り道する、日本のお弁当屋さんを
紹介したい。
希少な日本のお弁当屋さん
わたしは、よくオペラやコンサートを聴きに行く前の腹ごしらえに、
「pon po co」という日本の方がやられている、お弁当屋さんを利用する。
オペラハウスやゲヴァントハウスから、すこし足を延ばせば訪れられる
場所である。
ドイツではこういう形態のお店は少ないのではないだろうか。
ドイツ版のお弁当屋さん、というと真っ先に思い浮かぶのは、パン屋さんでは
ないだろうか。もはや日本のコンビニに匹敵する多さでは。
パン屋さん+コーヒーはどこでも買うことができる。
本格的なパンが3€もあれば買えるのは、ドイツに住んでいていいところ。
日本での食料品の値上がりは、毎月レベルではないだろうか。
なかでも日本のパン屋さんは、値上がりしていたり、大きさが小さくなっていたり
するイメージだ。
そう考えると、食べ応えのパンやサンドウィッチを手軽に購入できるのは、
なんともありがたい。
安心できる空間とお弁当
「pon po co」を訪れると、いつもの店員さんと、おいしい日本食に出会える。
お店に入ると、店員さんと近況報告をしたり、たわいもない会話をしたりするのが
いつもの流れだ。その後、注文をしてから、お弁当を作ってくれる。
いつもわたしは「BENTO BOX」を注文する。
メインは
- 大豆ミートカツ(こちらはまだ食べたことがない)
- トンカツ
- から揚げ
の3種類からセレクトが可能だ。
さらに、ソースも3種類から選べる。
- トンカツソース
- 照り焼きソース
- ポン酢のような
わたしが先日いただいたのは、こちらのから揚げ弁当。
メインに加え、週替わりの3種類のおかずが添えらる。
この日は、
だった。
食べ応えのあるから揚げが、何より祖国を思い出させてくれる。
そこに、添えられたおかずがまたたまらない。
一つ一つのおかずが、丁寧に作らているのがよく分かるおいしさだ。
染み染みの煮物は、ふと日本がフラッシュバックするよう。
芽キャベツは、ちょっとクセがあると思っていたけれど、クセがなく
噛んだ瞬間の柔らかさに驚く。
カレーポテサラも、いい具合にカレーの風味がきいていて、これもまた絶品。
忘れてはならない漬物は、赤かぶの漬物だろうか。
甘酢だろうか。揚げ物を平らげた後は、漬物でしめたい。
テイクアウトが基本だが、店内のベンチで飲食も可能だ。
ライプツィヒにいながら、日本を感じられる空間と食を提供してくれる
「pon po co」に一度、足を運んでいただきたい。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。