ドイツ移住までの歩き方

人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。

映画CLOSE クロースを観て

みなさん、おはこんにちは。

自己紹介に引き続き、昨日わたしが観た映画レビューです。

 

わたしの住む街には小さな商業施設のなかに小さな映画館があります。

そちらでは、シネコンでは上映されないような、限られた劇場のみで公開される

多くの新世界をわたしに提供してくれます。

以前、別の作品を観にこちらを訪れたときに、今回の作品の予告編を観たところ、

既に涙がこぼれてしまいました。

そこで、昨日観に行って参りました。

 

映画『CLOSE』

closemovie.jp

 

※以下ネタバレするかもしれません。お気をつけください。

上記URLからあらすじなどを見ていただいた上で、下記感想を読んでいただける

よいかと思います。

 

作品全体の印象として、多いとは決して言えないセリフの数々だが、登場人物

たちの表情から鑑賞者にたくさんの余白をつくり、たくさんの想像を駆り立てさせれ、

多くの鑑賞者が胸を打たれることだろう。

子どもたちの純粋無垢な楽しい、寂しい、怒りの表情や言葉にならない親たちの涙……

出演者各々が訴えてくるものに、涙なしでは観られない作品だ。

会場は前述した通り、決して大きな会場ではないため、ダイレクトに鑑賞者の感動しているようすが伝わってくる。ご多分に漏れず、わたしもあのシーンやあちらのシーン…

さまざまな場面で涙を流していた。

まともな顔で観られたところはあっただろうか、、

 

さて、話が横にそれてしまった。

監督自身、「この作品はクイア映画か」と問われれば

     「この作品はクイア映画です」と答えると。

この作品は果たしてクイア映画なのだろうか。わたしはちょっとモヤモヤしてしまう。

こういう光景って、いつなんどきも一緒にいた友人以上の関係では起こりうるものなの

ではないだろうか。一緒にいるもの同士触れ合いたい、くっつきたいという感情は、

人間が本来もっている、“欲”のひとつのように思える。

それが、学校という環境に身を置かれた瞬間、周りからはカップルなのか、

付き合っているのかとここぞとばかりに、クラスメートに問いただされるシーンが

ある。そして、主人公のレオは「付き合っていない」と完全否定をする。

それは、そうだ。おそらく、この作品の主人公である、レオとレミ自身も

そう思っているのではないだろうか。

それは、言葉で説明せよと言われてもできないような関係だからではないか。

 

現にわたしも、学校生活を送ってきた上で、こういうレオとレミのような関係の

“親友”がいたものだ。それが、わたしの場合は“男女”という関係にあったがために、

学校でうわさになるのは日常茶飯事。それに苦しめられていた自分を思い出す。

わたしは、彼らほどのスキンシップではなかったものの、“親友”と呼べる

ひとたちとは、もはや恋人以上の関係で、もはや“兄弟”のような存在だったように

思う。

 

わたしも、ここまで仲良くなった旧友との関係を周囲に聴かれたら、答えに困る。

こういう関係をクイアというのだろうか。

どこか、話にまとまりがなくなってきてしまった。

 

とにかく、この映画の観るべきポイントは登場人物の表情である。

ぜひ、作品を観たもの同士、感想を分かち合いたい。

コメントなどいただけるとうれしいです。

 

あ、ちなみにわたしがよく訪れる小さな映画館はこちらです。

どこかホットできるような空間とほどよいお客の数で、安心して作品を楽しむことが

できます。

 

それでは。

 

わたしの自己紹介と呼べない自己紹介は下記からどうぞ。

 

tarryyootarota.hatenablog.jp