ドイツ移住までの歩き方

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まさにヨーロッパのクリスマス!オペラ「ラ・ボエーム」

みなさん、おはこんにちは。

本日は、昨日に引き続きオペラハウスで観た、「ラ・ボエーム」の感想を

シェアしたいと思う。

 

オペラハウスは2階席がおすすめ!

今回は、前回の記事で述べたように、ヤングオペラライプツィヒカードを使用し、

10€でSS席くらいの最上級席をゲットした。

ただ、1階席ではなくあえて2階席にしてみた。

わたしの席からの見え方はこんな感じ。

2階席からの風景

1階席よりいい!

以前、「魔笛」の回で述べたが、1階席は背もたれが低く、座り心地が悪いと

書いたが、2階席は全く違った。

上の写真でも分かる通り、肩の高さまでしっかりサポートしてくれるのだ。

これこれ~!!

と思いながら、1階席より圧倒的に座り心地がいい。

そして、1階席より舞台を観やすいと感じた。

というのも、1階席は1列ごとの高さが低く、前に背の高いひとがくると、

わたしのような背の低いものにとっては、なかなかみづらい。

それに比べ、1階席よりみづらいと思いがちだが、2階席は1列ごとの高さが高く、

意外と高さがしっかりある分、とても観やすいのだ。

Oper Leipzigで観るなら、2階席をおすすめしたい。

 

全体的に暗い演出

Oper Leipzigでは、なかなか古典的な演出は観られないのだろうか。

わたしが愛して止まないオペラ作品の1つ「ラ・ボエーム」だが、

こちらもわりと現代に寄せた演出だった。

全体的な感想として、とにかく暗い!

このドイツの冬を反映させているのだろうか、、

 

ラ・ボエーム」の見どころの一つに、子どもたちから大人たちまで

たくさんのひとで溢れる、クリスマスマーケットのシーンがある。

衣装はみんな黒で統一され、舞台美術もなんと質素なこと。

クリスマスツリーやクリスマスプレゼントボックスを被った人物が

とても印象的だった。

その後、音楽隊のひとたちがやってくるシーンでは、

サンタクロースの格好に身を包んだ演奏家に、巨大なくるみ割り人形

登場する。ここにお金をかけたのかと言わんばかりに。

実際、わたしはこのシーンがどのような演出なのかを一番楽しみに観に来た。

期待が大きかっただけに、子どもたちの楽しそうにはしゃぐシーンなど

表情や顔がはっきり見えなかったのは、残念でならない。

 

キャストもいまひとつだったが、、

マイナスな感想ばかりで申し訳ないが、わたしが率直に感じたことなので、

ありのままを書きたいと思う。

男性キャストのなかで特に、ロドルフォという男役は、もっとのびやかに

歌い上げるような感じが欲しかった。

ただ、今回もオーケストラは「ゲヴァントハウスオーケストラ」で、

とにかく彼らの演奏には、終始心を持っていかれていた。

感動のあまり、1人で声をあげて泣いていたほどだ。

 

今回も良くも悪くも、たくさんのことを感じることができた作品に出会えた。

こうして、自身の審美眼を磨きに、あのカードを使い果たすべく、

足しげく劇場に通いたいものだ。

 

今日も最後まで読んでくれてありがとう。